署名者の声

このサイトを開設した当初は保存要望書をここに公開し、それに賛同して頂ける方々に署名とメッセージを頂きました。そして、集まった200名以上の署名とメッセージを、2000年5月18日に都内某所において、再開発の設計担当者であり世界的建築家安藤忠雄氏にお会いし、提出して参りました。また、同時に事業者の(株)森ビル、東京都知事、渋谷区長へも提出致しました。ここでは、署名者のメッセージから公開をお許しいただいた方々の声を、一部紹介します。また、時期を同じくしてJIA(日本建築家協会)、日本建築学会からも保存要望書が提出されたそうです。


(1)森ビル・安藤忠雄氏へ
(2)安藤忠雄氏へ
(3)森ビル・へ
(4))Do+へ
森ビル・安藤忠雄氏へ
女性 20歳 :川崎市在住     
放送大学かなんかで集合住宅に関する授業をやっていて同潤会アパートの間取りや外観、歴史的背景などを知ったが、つまらない建て売り住宅や、集合住宅がほとんどの中で、同潤会アパートは残さなければいけない芸術なのではないだろうか。文化的価値をもっと見つめなおして取り壊しをやめてほしい
櫟原 誠さん 23歳:東京都在住     
まず、ただ話題が作りたいだけにしか思えない森ビルのプライドのなさと、安藤忠雄という選択にセンスのなさを感じずにはいられません。
安藤忠雄さんの建築は確かにすばらしいが、彼が再開発を行うことと、「保存」とはまったく別のこと。彼の作品は、今の時代の建築として、すでにリアルに機能していないし、一般の人(原宿の町を歩く人)からしたら「昔話題になった人」ぐらい。これは批判でなく、「事実」です。再開発と銘打った大型都市計画は、ただのお金儲け。過去、我々日本人は、美の調和に対してとても優れた感覚を持っていた民族のはず。建築家と森ビルのくだらない能書きよりも、町並みの調和の方が大切なのは、原宿を愛する人の意見ではないでしょうか。原宿を歩く人に聞いてみて欲しい。そういった現実感も作家にはもって欲しい。大型商業施設なんてもういらないでしょう。作家の時代にそぐわない感性を問います。
女性 24歳 :江戸川区     
壊さないで下さい。この一言が言いたいです。
初めて青山に言った日、あたしの目的はそこにありました。
表参道も、もちろん同潤会にも、たくさんのはじめてや、思い出が残っています。
今も、いろいろな物の発信地であり、いろんな人が影響を受けていると思うし、
あたしも、その一人です。
思い出の場所がなくなるだけではなく、これからがなくなってしまう。
大きなビルはどこにでもあるじゃないですか!
いいところを残して行くってとても、素敵な事だと思うし、
失ってはいけない心でもあるのではないでしょうか?
女性 39歳:大阪市生野区     
20年前、はじめて表参道を歩いた時から、ただただ青山アパートのたたずまいをながめる為だけに毎年できる限り東京を訪れています。
表参道を歩いているだけで、このうえなく幸せです。私には、かけがえのない景色です。取り壊しの話をきき、はじめて青山アパートをカメラに収めました。
その写真を周りの人に見せるたび日本にもこんな景色があるんだ!!と皆驚き行ってみたいといいます。
そんなかけがえのない個性を大切にしてほしいと願ってやみません。どこの町も似通った色の 同じようなたてものが並ぶ日本に表参道が染まってしまうのは残念でなりません。
小さな子供の頃の思い出のように心に大切にしまっているそんな景色をどうぞ奪わないで下さい。
足立久実さん :東京都在住     
これは純粋な疑問なんですが.......私は代官山も含めてこのアパートが大好きで、私の周りでこのアパートを建て替えることを喜んでいる人はひとりもいないのに、誰のためにそれは必要なんですか? 誰が得をするんでしょうか??? 
中だけ改修をして、リニューアル でShoPを入れたり 又は ひとつのブランドとして賃貸したり撮影のスタジオ等にすることは 利益にはならないのですか??
それともお金の問題以外に森ビルのオーナーが単にあの建物が嫌いだということなんですか?

新しい建物はもうたくさんあってあんまり感動がないから 本当にあの建物がなくなってしまうのはがっかりですね。

女性: 26歳:埼玉県さいたま市在住     
高層ビルや、ただ通り過ぎるだけの車、日々開発中の都市。「これが日本を代表する都市かー。」関西出身の私は、東京に失望してました。だから、同潤会アパートを初めて目にしたとき、すごくうれしかったんです。緑が生い茂るアパートは、かなり老朽化しているようでしたが、かもし出される周囲の空気には、どんなものでも包みしまうような、 包容力がありました。この街に住み、この街を愛した人々のことが思い浮かびました込んで。

女性: 19歳:渋谷区在住     
私の実家は原宿で、私は原宿で育ちました。人ごみが多く、肉屋や本屋も近くには無くなり,初詣も明治神宮は混み過ぎて行けません。この街は住んでいる者の事はあまり考えてくれない街であるなと昔から思っていました。しかし、同潤会アパートの裏などは木も多く、手軽に行くことができる好きな場所です。あの木は果物の木が多く、こっそり枇杷などを食べたりもしていました。今でも犬の散歩ではアパートの裏に行きます。時々絵を描いている人や外人の方々がいて、良い空気が流れているなぁと感じます。アパートの取り壊しと共にあの木々もすべて抜かれてしまう事を知り、非常にやるせない想いです。アパートも風格のある表参道に良く合う建物なのになぜ変えられてしまうのだろうと悲しく思います。あのアパートの感じは長年の年月を経て趣が出てきたものなので、取り壊してしまうと、もうそういったものがすべて無くなってしまいます。原宿の誇れる建物を私は何とか残してほしいと思っています。

女性:横浜市在住     
代官山アパートが何の断りもなく(私に。当り前だけど。)ある日突然なくなっていた。建築 業界では知られたことだったのかもしれないけど、私は知らなかった。子供の頃から東横線の 車内から眺め、「いつか大人になったらこの街を散策しよう・・・。」そのうち、そのう ち・・・と思っていたら消えていた。ショックだった
現在、子供の頃の夢かなって建築設計の業界にいるが、「代官山散策の夢」は永遠に届かぬ夢 となってしまった。あの頃、(知らなかったとはいえ)何もせず、なすがままに再開発を黙認 してしまったことが悔やまれて仕方ない。聞くところでは、青山アパートもその危機に瀕して いるという。私一人が何か言ったところで状況は変わらないのかもしれないけど、何かメッ セージをしないといられない。前回の悔恨の想いが、せめて青山に対しては何か伝えたいとい う気持ちにさせる。本当に、本当にあれはあのまま、今のたたずまいを守り続けてほしいと節 に願う今日この頃なのだ。なんとかして!

女性: 22歳・徳島県在住     
以前東京に住んでいた時、通りすがりのあのアパートがとても印象的でした。引越してしばら く経ちますが、もう一度あのアパートを見たくて去年足を運びました。アパートやその中のお 店の雰囲気がなんとも言えず私は何時間もアパートにいてしまいました。これから東京に足を 向けるとしてもアパートがないということでは言い切れない寂しさが残ります。
新しい物ばかりに目を向けるだけではなく、古きことで見つかるものもたくさんあるはずで す。取り壊してしまったら二度とつくることは不可能です。取り壊しはやめて欲しいと思いま す。思い出を壊して欲しくありません。

H.Mさん: 35歳・U.S.A.在住     
日本の都市計画と住宅政策は、大きく変わるべき時にきていると思います。 同潤会アパートは、ぜひ残ってほしい。いいと思える古い建物がのこる ことによって、じわじわといい街並みが熟成されるのだと思います。


I.T さん: 29歳・渋谷区在住    
まわりがあんまりにピカピカでシャープな建物ばかりなので 表参道を歩くとき、とてもほっとします。 是非残して欲しい。

八木充生さん: 44歳・駒ヶ根市在住    
老朽化してるからといって、法隆寺を建て替えろという人はいない。 それなのに、なぜ青山アパートなら壊していいのか。
国宝級の建築を壊すのは、犯罪行為ではないか。


匿名: 女性・31歳・東京都在住    
地域開発、建築それぞれにリーダーシップをとってこられた両方なら、あの建築の持つ時を重 ねた魅力と代え難い価値をご理解できるはず。
震災復興のシンボルとなったこの建物を、今世紀は日本での建築保存・再生のシンボルとして 是非活用させてください。
期待しています。


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